小丸屋住井のものづくり

小丸屋住井は先祖代々からの伝統を大切に、一本一本のうちわに思いを込めて手作りでうちわを作っています。

素材にもこだわり、うちわの骨である⽵は、国産真⽵の3年ものを使⽤しています。1年ものではやわらかく、5年ものでは枯れてしまいますので、3年ものが丁度頃合いです。うちわの地紙は琵琶湖の葦で漉いた和紙を使用しています。葦は魔を祓う力があり、神事にも使われている素材です。

また常に新しいご要望に応えるために、新たな技術を使った挑戦をしています。切り絵のデータをコンピュータに取り込み、レーザー光を使って生地を細かく切断するなど、新たな技術を取り入れながら、創業以来続く、竹の素材の確保、それを活かす職人技術の継承など、時代を超えて残るうちわ文化を守っています。

うちわの製造工程